「伊香保温泉に行ってみたいけど、あの有名な石段街…3歳児連れには大変そう?」
そんな不安を抱えるパパママは少なくないはず。

実際に私も、旅行前は「ベビーカーは使える?」「坂道ばかりで疲れない?」と心配でいっぱいでした。
伊香保は情緒ある温泉地ですが、坂道と階段の多さは実際に行ってみないと分からない“落とし穴”がいっぱい。ですが事前に知っておけば、3歳児連れでも無理なく楽しめるコツや、回避ルート、子ども対応の宿情報など、旅を快適にするポイントがたくさんあるんです。
この記事はこんな人におすすめ!
- 伊香保温泉へ子連れ旅行を検討している人
- 階段や坂道を避けたいけど楽しみたい人
- 子連れOKな宿や観光地の情報を知りたい人
坂道だらけでも、工夫次第で楽しい旅はできる!




この記事では実体験をもとに、「ああしておけばよかった」「これは助かった」と感じたリアルな気づきを、子育て中の目線でまとめました。
- 伊香保温泉を子連れで楽しむための注意点
- ベビーカーと階段の相性や対策法
- 子連れにやさしい宿泊先や観光スポット情報
「伊香保は階段だらけ=子連れNG」…そんな先入観を覆すヒントが詰まっています!
ぜひ最後まで読んで、後悔のない楽しい温泉旅を計画してくださいね。
伊香保温泉ってどんな場所?基本情報まとめ
群馬県渋川市にある「伊香保温泉」は、開湯から400年以上の歴史を誇る温泉地。標高約700mの山間に位置し、都内からのアクセスも良いため、週末旅行や子連れ旅にも人気があります。セス情




有名な階段下の駐車場を以下に添付しておきます!とっても便利でした。
近隣駐車場
伊香保といえば有名なのが「石段街」。365段の石段がシンボルになっており、温泉情緒あふれる風景とレトロな街並みが魅力です。途中にはお土産屋さんや温泉まんじゅうの食べ歩き、射的場などもあり、観光しながらゆっくりと楽しめるのが特徴。




伊香保には2種類の源泉があり、「黄金の湯」と「白銀の湯」があります。
- 黄金の湯:鉄分を含んだ茶褐色の湯。古くから湯治場として親しまれています。
- 白銀の湯:無色透明でやさしい肌触り。現代になってから掘削された比較的新しい湯です。




伊香保温泉は標高が高く、夏でも夜は涼しいです。特に子ども連れで訪れる場合は、羽織れる上着を1枚持って行くと安心ですよ。
3歳児との伊香保温泉旅の注意点とは?
伊香保温泉は情緒ある温泉街ですが、3歳児との旅では事前に把握しておきたい「注意点」がいくつかあります。旅を楽しい思い出にするためにも、親目線での注意ポイントをご紹介します。
注意点①:石段と坂道がとにかく多い!



伊香保温泉の観光名所である「石段街」には、なんと365段もの石段があります。しかも石段の横は傾斜のきつい坂道が続き、足腰の弱い方や小さな子ども連れにはなかなかの難所。
結果、ロープウェイを使って遠回りせず階段を上る方がラクそうです。
我が家は「ロープウェイで上がる→徒歩→神社→階段を下る」でしたが困難ポイントがたくさんありました。
注意点②:食事処や宿のバリアフリー対応に差
すべての旅館や食事処が子連れ対応・バリアフリー対応をしているわけではありません。段差のあるお店や、座敷のみの食事処など、子ども連れには使いにくい場所もあるので、事前に公式サイトやGoogleマップの口コミで下調べしておくと安心です。
注意点③:気温差と服装
伊香保は標高700mの高原地帯。特に春や秋は、昼間は暖かくても朝晩は肌寒くなることがあります。子どもは体温調節が苦手なので、脱ぎ着しやすい羽織りものや靴下の替えなどを持参しましょう。
注意点④:トイレを済ませておく
「公共トイレの場所」はあらかじめ調べておくのがおすすめ。
石段街やロープウェイ周辺にもトイレはありますが、場所によっては階段を登る必要があったりします。




我が家は①階段上の神社横②階段下の公衆トイレを利用しました。
伊香保石段街はベビーカーで行ける?実体験レポ
伊香保温泉の名所「石段街」は、観光の中心地でありながら、子連れには“難関スポット”として知られています。
私たちも3歳児と一緒に訪れたのですが、「ベビーカーで行けるの?」という不安は大正解。
結論から言うと、石段そのものはベビーカーには不向きです。
石段街はベビーカーNG!その理由とは?
石段街はその名の通り、365段もの石段が連続して続く場所です。段差の高さや幅はまちまちで、石もやや滑りやすい材質。特に雨の日や雪の日はかなり危険です。




ベビーカーを抱えて登っている方も見かけましたが、正直おすすめできません。
小さなお子さんと一緒なら、抱っこ紐がベスト。我が家は途中まで坂道ルートでアプローチし、石段の一部だけを子どもと歩いて楽しみました。
ベビーカーでアクセスできるルートは?
「石段街の周囲には車が通れる坂道があり、ベビーカーでも移動可能。」とネットでは見ましたが、これもこれも難しい…




こんなに階段下るの⁉



この坂道もかなり急勾配。伊香保神社や河鹿橋方面へ向かうには、長い上り坂&下り道を進む必要があります。
階段を避けたら遠回りすぎた話
伊香保温泉の旅で一番「誤算だった…!」と感じたのが、石段を避けたルートでの移動です。
3歳児連れだったので、事前に「石段は無理そう」と判断し、ロープウェイで遠回りする道を選んだのですが…
結果から言うと、想像以上に遠回りで、勾配もきつくて疲労感MAXのルートでした。
石段回避ルートは長くて急坂!



私たちは宿から伊香保神社方面を目指すため、石段街を避けてロープウェイを使いルートを選択。これがなかなかの難所で、ロープウェイまでの道幅は狭く、傾斜も強い箇所が多かったのです。
特に伊香保神社裏側に続く坂道は、ベビーカーを押すというより両親が必死に歩くレベルの傾斜。




途中で子どもも「もう歩けない〜」とすでにぐずり始める
所要時間は約2倍に












石段街を使えば15〜20分で着く距離が、坂道ルートでは約40分かかりました。しかも地図アプリで見るより実際は起伏が激しく、途中に休憩できるベンチやカフェも少ないため、親も子どももヘトヘト。
ロープウェイから神社へ向かう細道は「クマ出没注意」の看板があり、安全面でもやや不安がありました。
階段上の河鹿橋&飲める温泉までさらに歩く















階段上の河鹿橋は伊香保温泉の目的地の一つでした。大人は景色を楽しめましたが、3歳にとっては歩くし暑いし「橋見るだけ?」だったようです。
体験談まとめ
「階段はキツい=坂道なら楽」…ではない!というのが今回の教訓。特に伊香保のような高低差のある街は、地図以上に体力を奪われると感じました。
ロープウェイ
ロープウェイ自体は楽しく、到着ポイントには小さな公園があるので子供は楽しんでいました。












下りの階段は楽しさいっぱい
あとは階段を下るだけの状態が一番テンションが上がります。射的やカフェを楽しみました。
ベンチや足湯がある






階段の途中には足湯やちょっとしたベンチがあります。射的やお店の中には飲食物持ち込み禁止なので、ベンチでアイスを食べきるときに利用しました。
お洒落カフェ









階段の中盤くらいにある「るんごコーヒー」さんでコーヒータイムをしました。疲れた体に、美味しいコーヒーが染み渡る。ボリューミーなアイスに子どもも大満足です!
公式Instagram
ランチは定食で






階段から少し路地を入ったところにある、「喜むら」さん。小鉢まで丁寧で、めちゃくちゃ美味しかったです。メインは夜の居酒屋?「浮雲」さんのようでお洒落な内装でした。
公式Instagram
子連れで伊香保温泉を観光後、宿泊するなら「松本楼」がオススメです。
実際に泊まった宿を正直レビュー【子連れ対応:ホテル松本楼】
群馬・伊香保の中心街から徒歩10分ほど下った場所にある老舗宿「ホテル松本楼」。ここは、3歳児連れでも安心して滞在できる工夫が満載の宿です。以下、体験に基づいて詳しくまとめました。
👶 子どもファーストな設備とサービス



- 貸切風呂にはベビーバス、バスチェア、おもちゃ、ベビーソープなど、0~3歳の子連れにぴったりなグッズが揃っています 。
- 館内はバリアフリー設計。エレベーター完備でベビーカーや抱っこ紐でも館内移動しやすく、安心感があります。
🛏️ 客室とお部屋の過ごしやすさ



- 我が家が泊まった和室は、4人家族でもゆったり過ごせる広さ。古さを感じさせない、照明と和モダン調の落ち着く空間でした 。
- キッズスペースがあり、チェックインから夕食までの時間も満喫できる。
🍴 食事の工夫と子ども向けメニュー



キャビンのある会場にはキッズスペース完備で、子どもの退屈対策も万全。親もゆっくりと食事を楽しめるのが、さ♨️ 温泉設備の親切さ
✅ 総合評価(体験をもとに)
親切で丁寧なスタッフ対応によりストレスなく過ごせました。
宿全体の清潔感が高く、特にキッズスペース付きの夕食が満足度が高いポイントでした。




予約時に子どもの年齢を伝えておくと、キッズサービスや食事対応がスムーズ。




貸切風呂が混雑する時間帯もあるので、希望があれば早めに確認を。
松本楼のリアルレポはコチラ



伊香保温泉で子どもと楽しめる観光スポット
伊香保は温泉街以外にも、3歳児と一緒に楽しめる観光スポットがいくつもあります。日程や天候に合わせて組み合わせれば、疲れすぎず充実した旅が実現できます。
伊香保 おもちゃと人形・自動車博物館



昭和の街並みを再現した駄菓子屋横丁やミニカー、自動車展示などを楽しめる複合型施設。アンティークな雰囲気がおしゃれで、大人も子どもも楽しめます。




サクッと立ち寄る予定が、大人が楽しくなり2時間ほど滞在しました。
榛名山ロープウェイ





















伊香保温泉街から徒歩圏内にあるロープウェイに乗ると、山頂まで約4分で到着。山頂には遊歩道もあり、軽い散策にも最適。ベビーカーは折りたためば乗車可能です。
伊香保グリーン牧場
アクセス
広大な牧場で、ひつじや馬、やぎ、うさぎとのふれあいが楽しめるテーマパークです。バター作りや乗馬体験、シープドッグショーもあり、親子で一日たっぷり遊べます。
入場料は大人約1,800円、子ども(3歳〜小学生)900円ほどで、車で宿から約8分程度です。




我が家は計画していましたが、雨のため断念しました。
3歳児と伊香保温泉に行く前の持ち物リスト
伊香保温泉は階段や坂道が多く、標高の高いエリアのため、3歳児との旅行ではちょっとした準備の違いが旅の快適さを左右します。




以下は、実際に役立った持ち物を厳選したリストです。
基本の持ち物
アイテム | 理由 |
---|---|
着替え2~3セット | 急な汗や食べこぼし、温泉後用など。気温差対策にも |
上着(軽めのジャンパーなど) | 朝晩の冷え込み対策。特に秋~春は必須 |
帽子&日焼け止め | 高地で紫外線が強いことも。子どもの肌を守るため |
抱っこ紐 | 石段街や坂道ではベビーカーより便利。食べ歩きにも最適 |
ベビーカー(B型推奨) | 移動が長い場所ではあると便利。折りたためるタイプが◎ |
常備薬(解熱・虫刺され・絆創膏) | 温泉街はドラッグストアが少ないため念のため用意を |
お風呂・宿泊用
アイテム | 理由 |
---|---|
子ども用バスタオル・ガーゼ | 貸し出しがあっても予備として1枚あると便利 |
サンダル(スリッポン) | 館内履きとして使える軽い履物が便利 |
お気に入りのおもちゃ | 食事中や待ち時間のグズり対策に。防水ならお風呂でもOK |
外出&観光用
アイテム | 理由 |
---|---|
レジャーシート | グリーン牧場や公園で役立つ |
小さなおやつ | 行列時や移動中の機嫌取りに活躍 |
子ども用食器・スプーン | 食事処で使い慣れたものがあると安心 |
ウェットティッシュ&ビニール袋 | 食べこぼしやおむつ処理に必須 |




坂道&階段が多い伊香保では「軽くて機動力のある荷物」が正解! 持ち物は厳選して、サッと取り出せるようにパッキングしておくとスムーズです。
さいごに
伊香保温泉は、石段や坂道が多く一見子連れにはハードルが高そうに思えますが、実際には3歳児連れでも安心して楽しめる観光スポットや、子ども対応がしっかりと整った宿泊施設が充実している魅力的な温泉地でした。
実際の旅では、「階段を避けるルートが思った以上に大変だった」「石段街ではベビーカーより抱っこ紐が便利だった」など、親目線での気づきがたくさんありました。




特に「ホテル松本楼」は子連れ旅行に非常に適していて、貸切風呂やキッズスペース、子ども用メニューの対応など、子育て中の家族にとってありがたいポイントが満載でした。




事前のリサーチや持ち物の準備、ルート選びを丁寧にしておくことで、無理なく、そして親も子どもも楽しく過ごせる旅になります。
この記事が、これから伊香保温泉へ行く予定のあるパパママの不安を少しでも軽くし、楽しい旅行計画の参考になれば嬉しいです。